社長コラム 2020.08.03

お盆に思う事

私の地域におけるお盆は7月であります。お盆とは、皆様も知っている通り、年に一度あの世からこの世に帰ってきた先祖の霊を供養する行事です。それに合わせて、お施餓鬼の法要も私どものお寺では行われます。施餓鬼とは、地獄にいる餓鬼に対して施しを行い、この世にいる自分たちの極楽往生を願う事であります。この事は、現世に生きている私たちは、できるだけ私利私欲を抑え、世のため人のために施す事が大切だという事を私たちに教えている様にも感じています。施餓鬼については、もっと調べてみると面白いかもしれません。

 

 子供の頃のお盆は、親戚が大勢来てにぎやかで、とても楽しみでした。学生時代、社会人になってからは、自分の事が忙しくてお盆の行事は適当にしてきました。しかし、父(創業者)が亡くなってからは、否応なくお盆の行事を私がやらなければならなくなりました。しばらくは、余分な仕事が増えたくらいに思いながらやっていましたが、ある時仏壇の引出しにあった過去帳を見つけました。どうも父親が清書したものの様でした。父親から何代前までさかのぼれるか調べましたら、その過去帳においては10代前までの事が記されていました。そして、いろいろな事を想像もしました。10代前という事は、約1,000人の先祖がいたという事になります。この内の一人でも欠けていたら私は存在しない事になります。そんな風に思うと「お盆」の行事も心を込めて行わなければいけないと思う様になってきました。これからも、より一層、御先祖様のおかげで自分自身が今ここにある事に感謝し日々を過ごしていこうと思っています。皆さんも、一度自分のルーツを探ってみてはいかがですか?

 

 会社においても同じ様な事が言えます。佐伯グループは、創業は1953年、会社設立は1969年です。創業してから67年、会社設立から51年経ちました。先代佐伯泉(創業者)は、大変苦労をしました。この創業者佐伯泉をはじめ、67年間に働いていただいたOB社員や協力会社の皆様、そしてお客様や設計事務所様、地域の皆様など私ども佐伯グループに関わって下さった全ての人々のおかげで、今の佐伯グループがあるのだと思っています。この事は決して忘れてはなりません。今、佐伯グループのブランディングにプロジェクトチームを作って取り組んでいただいています。今まで佐伯グループに関わって下さった全ての人々に感謝しながら、「どんな考え方・生き方」をしてきたかをしっかり検証してほしいと思っていますし、激変していくこれからの世の中を「どんな考え方・生き方」で仕事をしていくかを明確にしていってほしいと願っています。

 

 皆さん、佐伯グループは、社会になくてはならない企業になっていきます。いつも申し上げますが、建設業界は激変していきます。しっかりとした「正しい考え方・生き方」をもって明るく元気に楽しくチャレンジしていきましょう。

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