さエコナビ通信 2022.11.01

さエコナビ通信 vol.130

今月のトピック01
株式会社青山製作所様
(株)青山製作所本社構内舗装工事

 

 

施工前

既存はアスファルト舗装とコンクリート舗装が混在して、アスファルト舗装部分では一部ひび割れも生じている状態でした。

 

施工後

既存の舗装のひび割れ等劣化に、表面だけ重ねて舗装する薄層オーバーレイ工法を行いました。

 

▲建物の庇部分撤去し、緑地帯にし、視覚的に車道と建物との分離をはかり、景観も良く なりました。

 

施工前

施工後

▲塀や樹木を撤去し、緑地帯にして、ゆとりや解放感が生まれました。

 

 

  薄層オーバーレイ工法のメリット 

  1. 既存の舗装上に新たな舗装を重ねるだけなので、短い施工期間で済みます。
  2. 既存舗装上に舗設するので切削廃材の発生もなく、また使用材料が少ないことから環境負荷低減にもつながります。
  3. 既存の舗装に重ねることで、舗装構造が強化でき、破損した舗装の頑丈さが復活します。

仕様材料 / 薄層砕石マスチック舗装 薄層エスマック

 

引用:薄層砕石マスチック舗装 薄層エスマック:NIPPO 

 

工事担当者の声 / 担当者 後藤(公)

工事中は全面通行止めになる為、工場生産に影響の少ない長期連休(GW)期間中の工事ではありましたが、施主様と事前に作業エリアや従業員様・他業者様の迂回路などの打ち合わせを行い、従業員様へアナウンスして頂いてからの工事でした。施主様、従業員様のご協力により事故なく無事に工事が完了し感謝申し上げます。

 

株式会社青山製作所

【本社】愛知県丹羽郡大口町高橋1-8 / TEL.0587-95-1151(代)

[設立]1950年11月

[事業内容]ボルト・ナット・樹脂製品等、自動車用ファスナーの製造・販売

[支社・営業所]関東支社・宇都宮営業所・大阪営業所・浜松営業所・刈谷営業所

[国内工場]大口工場・岐阜工場・五条川工場・可児工場・熊本工場・中津川工場・関工場

[海外拠点]タイ・米国・チェコ・中国・インドネシア

 

 

 

 

 


 

今月のトピック02
工場・倉庫の
夏場の暑さ対策『屋根』

 

夏場の暑い時期の対策のため、ダブル折板とシングル折板の温度差、さらに断熱シートの有無について 計測調査を行いました。

 

 シングル折板とダブル折板の違い 

折板屋根とは、金属の板を折り曲げ加工した屋根材の事です。主に工場や倉庫などの建築物に用いられます。ダブル折板とは、高い断熱性を求める建築物に用いられ、通常の折板屋根に断熱材を敷き込み、その上から折板屋根を被せる工法です。

 

 

 

 

 

 

▲折板屋根の頭頂部に遮熱シートを固定

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 サーモグラフィで温度を測定した結果が 以下になります。

 

 

 

 測定結果 

 Sp1 | Sp2 

屋内側の温度は、ダブル折板の方が11°C〜13°C低かったことが認められた。

 Sp3 | Sp4 

さらに折板の上に、遮熱シートを設置した場合は、ない場合に比べ2°C〜4°C低いと読み取れる。

 

 考察 

今回の測定結果にて、シングル折板よりダブル折板の方が約25%断熱効果が期待できます。 断熱効果を高めたい 場合は費用はかさみますが、ダブル折板 屋根が有効です。

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