工場の搬入口の大扉を軽量化し、内側に電動シートシャッターを新設しました。これにより、ボタン一つで従業員 の出入りがスムーズになりました。また床面も改修し、エリア区分の明確化をして安全対策を強化しました。
<課題>
①大扉は重いため開閉に時間や力が必要となり、作業者の負担であった。
②開け閉めするには大扉が重く、開け放しの状態になることが多い。
<課題解決とその効果>
①大扉を軽量タイプに変更することで、重さによる負荷や怪我を軽減。
②内側に電動シートシャッターを新設することで、作業者の負担軽減と作業効率の向上。
古い塗膜を削り落とし、表面の研摩、平滑化後、「ファブリカ」流しのべペースト工法にて厚膜仕上げ。
▲引用:AICA 合成樹脂系 塗り床材総合カタログ
床仕上げ塗料を現状のグリーンから別の色に変えることで、出荷場と作業エリアを明確にすることができ、従業員の安全意識を高めます。
上塗仕上材:PUR樹脂(特殊変性ウレタン樹脂)使用の 「ファブリカ」伸びによるクラック追従性の高さ、さらに 衝撃性の強さなどが特長。
Point!
今回のオレンジやイエロー色は注意を引き、危険箇所を示すためによく使用されます。
社内安全衛生委員会より「大扉が重く、開閉時が危険!」との指摘があり、また従業員から「スムーズに開け閉めが出来るようにして欲しい」との意見から、大扉の軽量化と電動シートシャッターを設置しました。併せて床塗装も実施し、作業エリアと出荷場を色別し安全対策も実施しました。夏場の熱風、冬場の冷気も遮断され快適な工場内になり、従業員からも喜ばれています。 長い期間、工事関係スタッフの皆さんありがとうございました。
伊藤精工株式会社
〈刈谷工場〉愛知県刈谷市野田町場割100-1/ TEL:0566-21-5825
〈本社・共和工場〉愛知県大府市東新町 2-70/ TEL:0562-47-5511
【設 立】1934年(昭和9年)
【事業内容】自動車用部品の精密金属加工
工場内を通る幅900mm雨どいのサビ対策に、上から新しく谷コイル雨どいを重ね加工しました。
建設当時は、鉄板そのものを使用していたため、全体にサビが均一腐食していた。
現状の雨どいに、新たに谷コイル※雨どいを内側からカバーします。
つなぎ目も分からないぐらい、 しっかり施工し完成。
▲※谷コイル:近年の酸性雨への対応として、特殊樹脂被膜層が表面に施されているため、耐酸被膜鋼板として高い性能を持っています。これにより、サビに対して強く、耐久性と加工性にも優れている特長を持っています。
今回の施工ポイント
①工事期間中、雨が降っても既存の雨どいで常に排水可能です。
②足場を組んだ状態でも、工場を止めることなく生産稼動できます。
③古い樋が撤去不要のため、工期も短く、費用が抑えられます。
そもそも、なぜ雨どいが建物内部を通っているの?
のこぎり屋根形状の谷にあたる雨仕舞は、内どい(建物内部)となります。のこぎり屋根とは、太陽光をうまく取り入れて工場の中が暗くならないようにする屋根形状のことをいい、日本では戦前から昭和40年代まで工場の屋根によく採用 されていました。内どいは300mm~900 mmなどと工場の規模によっ てサイズ が違ってきます。今回は、隣接建物の 内どいをつなぎ通す雨どいを改修し ました。
雨どいの水漏れ修理工事の実施にあたり、 土日の休暇中に工事を行い、足場を組んだ状態で工場の稼動を継続していただき、工事機材の落下防止にも十分に注意し、生産に影響が及ばないよう努めました。また、ネツレン従業員皆様のご協力とご理解を得ながら、安全に工事をすることができました。心より感謝申し上げます。
高周波熱錬株式会社 NeturenCo.,Ltd.
【所在地】
〈可児工場〉岐阜県可児市姫ヶ丘3丁目2番/ TEL:0574-60-6826
〈本社〉東京都品川区東五反田 二丁目17番1号オーバルコート大崎マークウエスト
【創業】1946年(昭和21年)5月15日(現社名)
【事業内容】
〈製品部門〉高周波熱処理をしたPC鋼棒、 ばね鋼線およびプレハードン線の製造販売、 自動車部品・建設機械関連製品の製造販売
〈IH部門〉機械部品等の高周波焼入れの受託加工・製造販売、各種周波数の電源を使用する誘導加熱装置および高周波焼入設備の製造・販売
〈技術部門〉新商品開発
〈賃貸部門〉動産ならびに不動産に係る賃貸業務
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