社長コラム 2018.05.30

つながり

 皆さんも、一度は考えた事があるでしょう?自分自身が、ここに存在しているのは何故かと。

 

 まず自分に父母がいて、その父母には、それぞれ父母がいて、そのそれぞれの父母には四組の父母がいて・・・10代前には、2,046人、20代前には、2,097,150人の先祖の存在があって今の自分が存在している事になります。重婚はあったにせよ、この先祖の一人でも欠けていたら、今の自分は、存在しなかった事になります。つまり、私たちは、極めて貴重な命を頂き、今を生きている事になる訳であります。私たちは、生きていく中で、辛い事や苦しい事がいっぱいありますが、自分を存在させてくれた先祖の事を思えば、この人生を経験させていただいている事に感謝しかない様に思います。

 

 福山雅治さんの歌に「生きてる生きてく」という歌があります。その歌詞の中に、「そうだ僕は僕だけで生きている訳じゃない。100年1000年前の遺伝子に誉めてもらえる様に今を生きてる」「こんな僕の人生のいい事やダメな事が、100年先で頑張ってる遺伝子に役に立てますように今を生きてる」というフレーズがあります。まさに、自分を存在させてくれた先祖に感謝するとともに、自分の命をこの世にしっかり生かして、未来につなげていく事が人として生まれて来た使命であると思うのです。それを忘れないためにも、親を大切にする事、神様に手を合わせる事、お墓まいりをする事を習慣化する事を改めて心に誓っているところであります。

 

 この事を、佐伯グループに置き換えて考えてみます。佐伯グループは、創業65年を迎えています。佐伯鉄工所としてスタートし、現在グループ売上げ約130億円の企業になりました。決して順風満帆に成長して来た訳ではありません。私は、今から36年前に入社しました。36年間の内の最初の20年間は、物質的にも精神的にも、苦しい期間でありました。しかし、私が入社する前を想像すれば、もっと大変だったろうと思っています。近々では、リーマンショックの時が大きなピンチでありました。しかし今、佐伯グループは成長し、次の目標にチャレンジしています。

 

 今頑張っていただいている全ての社員の皆さんに感謝する事はもちろんですが、65年間仕事上はもちろん仕事以外でも、直接的・間接的に関わって下さった全ての人々のおかげで今の私たちがある事を忘れてはならないと思っています。失敗や間違いや苦い経験も、佐伯グループを良く思わなかった人々も、全てが私共佐伯グループを成長させて下さった人であり、出来事であった訳です。

 

 皆さん、佐伯グループの「基本的な心構え」として「熱意・誠意・感謝」があります。先人に対し深い敬意と感謝の念を持ち、将来につなげていくために、人としての使命、企業人としての使命を再確認し、明るく楽しく元気にチャレンジして行きましょう!

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