社長コラム 2020.05.26

アフターコロナについて

 四月七日に「緊急事態宣言」が出されて以降、日本国民のほとんどが「マスクの着用」「手洗い・うがいの徹底」「ソーシャルディスタンスの確保」「不要不急の外出を控える」等の行動を行なった結果、五月十四日に、三十九県において「緊急事態宣言」が解除される事となりました。私どもに関係のある愛知、三重、岐阜においても「緊急事態宣言」が解除された訳ですが、まだまだ気を緩める訳にはいかないと思っています。引き続き、各現場においても事務所においても「新型コロナウイルス対策」を適切に行なっていく必要があります。総務部や安全衛生委員会からも、改めて適切な行動をとる様社員の皆さんに通達が出されておりますので、それぞれの立場でしっかり行動していきましょう。

 

 さて、今回のコロナ対策を行なっていて、終息後も習慣化が必要と思われる事は、日常的な事でいうと「マスクの着用」「手洗い・うがいの徹底」「除菌液・除菌ペーパーの携帯」「体温測定」「熱があったらすぐ休む」「保護メガネの着用」等で、これらは日常の「マナー」になっていく様に思います。仕事について考えますと、例えば営業職でいうと今までは、いかに直接お客様にお会いする機会を多くして関係を深めていく事が大切な事でしたが、これからは、直接お会いする事に対しても十分な配慮をしなければならない様になっていくと思われます。工事現場においても、今行なっている様な対策は、安全衛生の観点から「ヘルメットの着用」や「安全帯着用」と同じ様に、当然行なわなければならなくなると思っています。その他にも、お客様との打ち合わせや協力業者さんとの打ち合わせについても、リモート会議で行なう事になっていくでしょう。

 

どんどん世の中がデジタル化していき、私自身は少し違和感を感じながらも、現実をしっかり受け入れながら適切にこれからの社会に対応していかなければならないと思っています。

 

 これらの事に積極的に取り組んでいく事は当然の事でありますが、その時に気を付けなければならない事があります。一つ目は、「目的」です。これから、対お客様、対設計事務所様、対協力業者様、そして社内における合同会議等は「リモートワーク」にどんどん移行していく事が考えられます。もちろん、直接会って打ち合わせなければならない場合も当然ありますので全てがそうなるとは考えていませんが、かなりの部分でそうなっていくと思います。そしてそれはお客様の要望でもあると思っています。「リモートワーク」を取り入れる「目的」は何かというと「お客様の期待を超える事」であります。決して「リモートワーク」をする事が目的ではありません。又本年度のスローガンである「ダントツの安全・品質・生産性」の確立と「働き方改革」の実現の為でもあります。皆さん、この事をしっかり認識した上で前向きに取り組んでいきましょう。

 

 二つ目は「システムの管理」であります。「リモートワーク」は、いつでもどこでもお客様や設計事務所さん、協力会社さん、社員間でやり取りが出来ます。情報の流出や知らないうちに不正を行なってしまう可能性があります。我社の現状は、今の段階ではPCの管理さえしっかりと出来ていないのが状況です。これからは、情報はお金以上に重要なものになっていくと思われます。又私どもが進めようとしている「フロントローディング」や「遠隔管理」を適切に機能させる為にも、これを契機に「システム管理」をしっかり行なう為の「チェック機能」を持てる様にしていきましょう。

 

 今回の「新型コロナウイルス」の経済的ダメージはかなり大きなものになっていくと思われます。この危機に対して皆さんと共に知恵を出し、適切に対応していくとともに、世の中も建設業界も激変していくこの時代に生きている事にワクワクしながら、前向きに明るくそして元気にチャレンジャーとして生き抜いていきましょう!

 

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