ここのところ、社内会議やプロジェクト会議において「フロントローディング」という言葉が、よく使われています。私自身も「フロントローディング」を使って発言する事が多くあります。皆さんも、感覚的にはわかっていて、自然に使っていますので良いと思いますが、今一度、その意味を確認してみます。「フロントローディング」とは、「フロント=前に」「ローディング=負荷をかける」という意味です。例えば、建築工事においては、着工前の段階(設計段階)で、施工方法、品質(納まり等)、安全対策等を綿密に作り込んで、着工後は、工事が極めてスピーディに進む様にしていく事を言います。現状では、着工前段階よりも、着工後に大きな負荷がかかっています。現場監督には、技術力や経験そして、マネジメント能力が必要であり、工事を進めながら、工程毎に起こる様々な課題、問題を解決しなければならない状況にあります。それが、着工前の段階で地面を掘り基礎をつくり、鉄骨を建て、屋根を伏せサッシを取り付け、外壁を張るという事を、三次元ソフトを使って、リアルにシミュレーションをする事によって、今工事現場で起こっている多くの問題を着工前に解決してしまっておけば、現場経験の浅い現場監督でも、品質レベルの高い建物をつくり上げる事が可能になりますし、現場における生産性は格段に上がっていくのです。
それから、お客様に対しても三次元画像を使う事によって、デザインや各部屋の状態、内・外装の仕様や色等をリアルな画像で観ていただく事によって、お客様の思いをしっかりと建物に反映させる事が出来るのです。つまり、二次元図面で起こっていた、お客様の思いと実際に出来上がった建物とのギャップも一気に無くす事が出来るのです。
これらの事は、ほんの一部の事でしかありません。IOT・ICT・AIによって、私たちの仕事もすごいスピードで変わっていきます。今までの既成概念で考えていては、将来はありません。組織や体制を「フロントローディング」という考え方をもとに、大きく変えていかなければならないと思っていますし、そのための投資も積極的に行っていきます。
皆さん、私たちは本当に面白い時代を生きています。皆さんにも佐伯グループにもこの激変の時代を生き抜く強い力があります。明るく、楽しく、元気よく、「佐伯!ダントツ!NO1!」を目指して、果敢に挑戦し続けましょう!
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