社長コラム 2019.12.05

ラグビーW杯

今年、初めてラグビーW杯が日本で行われました。皆さんもご存知の通り、すごい盛り上がりでした。日本中がラグビーというスポーツの素晴らしさを知り、熱狂の渦に包まれました。ラグビーを全く知らない人たちも激しく体をぶつけ合いながら、楕円形のボールを皆でつないでいく「ONE FOR ALL!ALL FOR ONE!」の精神と、試合が終われば、激しく戦った者同士お互いを讃え合う「ノー サイド」の精神に、皆が感動しました。私も、従弟や息子たちが学生の時にラグビーをやっていたので、ある程度ルールはわかります。テレビを観ていて、どの試合も身を乗り出してしまうほどの興奮を覚えました。さすが、世界トップクラスはすごいと思いました。

 

 

 そんな中で、日本チームは「ワンチーム」を合言葉に、優勝した南アフリカには敗れましたが、史上初の「ベスト8」になりました。フィジカルではとても敵わないと言われてきた日本チームが、スクラムで互角以上に戦えたり、ダブルタックルなどの組織的なプレーをいくつも見せてくれたりしました。倒れてもすぐ立ち上がり、仲間のフォローに行く献身的な姿など挙げればきりがないほど素晴らしいプレーを見せてくれて、本当に感動しました。その日本チームをまとめたのが、リーチマイケルキャプテンです。彼は今から5年前、イングランドW杯の一年前にキャプテンになりました。「目標」に掲げたのが、W杯でベスト8になる事でした。しかし、彼はその目標だけでは、何かスッキリしないと思っていました。チームメイトと「何のためにベスト8を目指すのか?」を話し合ったそうです。そして、チームメイトの何気ない一言から、日本の人たちにラグビーの素晴らしさを知ってもらい、感動してもらうために「自分たちが憧れの存在になる事」を「目的」とする事に辿り着いたそうです。この「目的」をもとに、厳しいトレーニングを行い、イングランドW杯では「イングランドの奇跡」と言われた強豪南アフリカを破り世界を驚かせ、今回の日本大会で悲願のベスト8になりました。今後の日本ラグビーの行く末がとても楽しみであり、私自身もとてもワクワクした気持ちになっています。

 

 

 この事でわかる様に、「目的」を明確にして「目標」を決める事がとても大切な事であります。日々「目標」に向かって行動する時、この「目標」は何のためにあるのかを、自問自答する事が必要だと思います。佐伯グループにおける「目的」は、「佐伯グループの将来像」「経営理念」「企業の使命」として明確にしてあります。その「目的」のための「行動指針」として、「基本的な心構え」「5つの基本姿勢」があり、それに則って、全体目標、各支店、部門目標が毎年作られています。日々「目前の目標」を達成するために一生懸命になっていると、「本来の目的」を見失い、間違った判断や行動をしてしまう事があります。常に「目的」を意識した行動がとれる様にする事が求められています。

 

 

 皆さん、佐伯グループには「明確な目的」と、それを達成するための「行動指針」、そして「行動目標」がはっきりと明文化されています。何も迷う事はありません。これらを基に日々行動する事が出来れば、会社も個人も大きく成長する事が出来ます。これからも明るく、元気に、ワクワクしながら、いろんな事にチャレンジしていきましょう!

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