社長コラム 2022.12.01

上期PAS・PJ発表会を聴いて

 10月29日に恒例のPAS・PJ発表会が行なわれました。発表者はもちろんそれぞれのチームの皆さんには、それぞれのテーマに対し積極的に取り組んでいただきとても感謝しております。又今回の発表内容は今まで以上に内容のあるものでした。発表を聴いていてそれぞれ真剣に取り組んでいただいている事が良く分かりました。

 

 本年度のスローガンにもある「フロントローディング」や「ダントツの安全・品質・生産性の向上」を目指した「BIMの推進」や「遠隔監理の取り組み」又「RPAの活用」、それから「ブランディング」や「SDGs」、「お客様の期待を越える」「日本一きれいな現場づくり」をテーマにした取り組み等、事業方針に則った活動がしっかりと行なわれる様になって来ました。会場においても申し上げましたが、建設業界においては、職人さんの高齢化と人手不足がすごい勢いで起こって来ます。それに加え2024年4月から「労働時間に対する緩和」が撤廃されます。現場における週休2日は当たり前になり、残業時間も制限されて来ます。これをクリアしていくためには、スローガンに掲げる「ダントツの生産性」を実現しなければなりません。又、お客様や社会からの要求レベルについても格段に上がって来ると思われます。これらの事にしっかりと対応出来なければ企業としての存続も危ぶまれると思っております。今回の発表を聴いていて、社員の皆さんも今後建設業がどう変わって行き、それに対し何をしなければならないかが、理解されて来た様に感じました。引き続きギアを上げて積極的に取り組んでいただく様お願い致します。

 

 建設業が今後かなりのスピードで激変していく事は皆様も承知の事ですが、それに対応していくために必要な事が「建設DX」であります。そして、「建設DX」を進めていくために必要な考え方が「既成概念」を取り払うという事であります。特に私を含めた幹部の皆さんはこれが必要であります。「俺は今までこうやって来た」という思いや「新しいものや事に対するアレルギー」等は意識して取り払いましょう。事業方針書にも書きましたが、だからと言って幹部の皆さんの経験や知識が無駄になる訳ではありません。それどころか、これらの経験や知識は極めて重要なデータなのです。そしてこのデータをデジタルを使い標準化する事によって「品質」や「生産性」を2倍にも3倍にもしていく事が「建設DX」そのものであります。

 

 再度申し上げますが、2024年4月が一つのターニングポイントです。それまでに「フロントローディング」や「遠隔監理」等にしっかり取り組む事によって「ダントツの安全・品質・生産性」を実現していきましょう。そうする事によって「働き方改革」はもちろん「働きがい改革」を実現し、建設業界における「リーディングカンパニー」を目指していきましょう!

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