本年4月1日から建設業においても労働時間の上限規制が適用される様になりました。我社においても、この2024年問題に対応出来る様に数年前から「振替休日の完全取得」「有休休暇5日以上完全取得」「残業時間の管理」に取り組んで来ました。社員の皆様が前向きに取り組んでいただいたおかげで、新たな法規制に適合出来るまでになって来ました。但し、一部の建築現場においては、残業時間規制に対してギリギリの状況にありますので注意が必要になって来ています。
私も技術者あがりですので、現場監理を進めていく上で、特にデザインを追求される設計事務所さんや、こだわりの強いお客様の要望にしっかり応えていこうとすると納得行くまで納まり等の事でキャッチボールが繰り返され予想以上に時間が費やされる場合が案件によりある事は承知しております。そして、この様な苦労があって最終的に建物が完成し、お客様や設計事務所さんに喜んでいただいた時の現場監督としての達成感はとても心地良い事も理解しております。一生懸命取り組んでいるのに法律と現実の狭間で余分な事に頭を悩まさなければならないのかとさえ思います。しかし、法律は最低限守らなければなりません。
「法律は守らなければならない」とすると、ある制約の中で事を成し遂げなければならないという事であります。頭に浮かぶのが大谷翔平選手です。彼は怪我さえも自分の成長に変えていきます。自ら時間管理を徹底し目的を達成していこうとしています。又、何年か前に安全大会で講演いただいた静岡聖光学院ラグビー部元監督の星野先生は、弱小チームであったラグビー部を週3回の限られた練習で全国大会に出場出来る様にすると言って本当に3年程で全国大会に出場を成し遂げられました。普通で考えれば、出来ない事が何故出来るのか。両者に共通する点は、自ら日々の行動管理、時間管理を徹底している事です。又、逆境をチャンスととらえているという事です。建築現場においては、計画通りいかない事が多々あります。そういう中で法的な時間管理をしていかなければなりません。この事をネガティブに捉えれば気分が落ち込みます。逆に制約された条件の中でどうすれば事を成せるかを自らの課題とし捉えチャレンジしていく姿勢が必要です。
我社の基本姿勢の3番目に「全ての事を前向きにとらえ常に勉強しよう!」があります。現場監理における働き方について幹部を中心にいろいろな角度から検討、研究を積み重ね働きがい改革につなげていきましょう。
皆さん、私たちは、多くの制約の中で仕事をしています。その制約の中でどうすれば成し遂げられるかを自ら研究していく事が大切です。「全ての事を前向きにとらえ常に勉強しよう!」を常に意識しつつ、ワクワクしながらいろいろな事にチャレンジしていきましょう!
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