社長コラム 2021.10.01

再び新型コロナウイルスについて

 新型コロナウイルスの第5波が7月中頃から猛威を振るってきて、8月には1日あたり2万5千人を超える感染者が出る程になりました。私どもの会社においても、お盆明けから感染者1名の他、数名の濃厚接触者及び濃厚接触者ではないが自宅待機をお願いした社員が出るに至りました。危険がすぐそばまで来ている事をひしひしと感じているところであります。(9月6日現在) 幸いにも会社内における二次感染については、現在のところ起こっておりません。これについては、感染が疑われる事案が出た時に総務部及び各支店長や部門長が、手探りながらすぐにどうすべきかを決め、適切に行動して頂いた事によるものであると思っています。緊急事態に対し、各部門が一体となってスピーディに行動して頂いた事に感謝しております。一方で、反省すべき点も多々あります。新型コロナ対策は、「三密を避ける事」「マスクの着用」「出社時の体温測定」「手洗い・消毒・うがいの励行」です。これに当てはめて考えると、マスクを外す「昼食のあり方」「喫煙のあり方」三密になる「会議のあり方」「来訪者に対するあり方」等において、もっとしっかり対応すべきでありました。つまり、社員間であっても感染リスクはあるという事です。休まなければならなくなってしまった原因は本人にもありますが、しっかりとした対応が出来ていなかった支店長・部門長の責任はもちろん、社長としての責任を痛感しております。やれる事が出来ていなかった訳ですから、今後はやれる事をしっかり行なっていく事です。先程申し上げました「新型コロナ対策」を各個人及び各部門がしっかり行なっていく事で、感染リスクはかなり抑えられます。少し窮屈ですが、真剣に取り組んでいきましょう。

 

 今回の事案においては、当の本人はもちろん会社としても、「事務所の消毒」等の対応や「仕事の停滞」等が少なからずありました。安全管理のところで申し上げていますが、作業事故や交通事故を起こした本人だけではなく、いろいろな関係者に影響を及ぼす事になってしまうのと同じ状況の様に思います。つまり安全対策と同じ様に、「リスクアセスメント」をしっかり行ない対応していく必要があると思います。今後はリスクの洗い出しを行ない、全社員でコロナ対策にしっかり取り組んでいきましょう。

 

 昨年からのコロナ禍の中で確実に進んでいるのがリモートであります。つまり仕事のやり方・スタイルが変わっていくという事です。例えば、営業であればお客様のところへ何度も足を運んで誠意を見せるだけの営業手法は通用しなくなり、オンラインでもエビデンスに基づいた効果的なプレゼンが必要になってきます。現場管理についても、上司がいくつかの現場を巡回してチェックや指示を行なうのではなく、遠隔で管理する様になっていきます。もちろんお客様に会う事や現場巡回が完全になくなる訳ではありません。デジタルとアナログをうまく使い分け、営業においては営業効率を、現場においては生産性を格段に上げていくという事です。これが出来る会社が生き残っていきますし、成長するための必要条件であります。

 

皆さん、私たちは大きな変革の時代に生きています。DXに積極的に取り組み、個人としても会社としても大きく進化していきましょう。

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