社長コラム 2020.11.25

変化と進化

 皆さんも聞いた事があると思います。ダーウィンの言葉として有名な「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である」という教訓です。つまり、自然淘汰とは、「強者生存」ではなく「適者生存」であるという事です。この事を今に当てはめて考えてみます。本年1月に新型コロナウイルスの感染者が出て、2月の後半から感染者が増えはじめ、3月には有名芸能人が感染し亡くなってしまう事が起こり、4月には緊急事態宣言が出され、一気に全国的に自粛生活が始まりました。6月頃から終息が始まり、7月後半には経済を立て直すための「Go Toトラベル」そして今は「Go To Eat」「地域クーポン券」等、飲食業やホテル・旅館等最も影響を受けた業界の救済が行なわれています。しかし、ここへきて第三波が来てしまいました。これからどうなるか、多くの人達が不安を隠せない状況にあります。1年前と比べてみてどうでしょうか。大変な変わり様です。この状況に耐えられなくなり廃業や倒産してしまった企業がたくさんあります。一方で、この予測も出来なかった大変化に対して自らそれに適応すべくやり方を大きく変えて生き延びている企業もたくさんあります。これらの状況をみるとダーウィンの言葉も企業が生き抜くための教訓になるなと思います。しかし私は少し違った考え方を持っています。それは「事業方針書」の中に書いてあります。「事業方針書」の中の「企業の使命」の記述がありますが、その1つに「会社が成長する事」があります。「会社は質、量共に成長し続けなければなりません」と書いてあり、その理由の1つに「予測出来ない外的変化に対応出来る様に内部留保をつくらなければならない」とあります。つまり、今回の新型コロナウイルスもまさに「予測出来ない外的変化」であります。しかしこの様な事は、形を変えて数十年毎に必ず起こります。つまり、そう思って会社を経営していかなければならないという事です。今回の事で今まで以上にその思いを強くしているところであります。

 

 私は「変化」という言葉よりも「進化・成長」という言葉が大好きです。そして、私は会社も個人も常に「進化・成長し続ける」事が必要だと思っています。会社も個人も、進化・成長する事を止めたら、その時から衰退が始まります。会社でいえば、いくら業績が良くても 又個人でいえば、いくら能力があっても「進化・成長」の歩みを止めたら衰退が始まるのです。人間は死ぬまで成長し続けるために生まれてきたと私は真剣に思っています。

 

 現代は、コロナ禍で大変な時代、そして、建設業界の大激変時代であります。この大変化の中でどう生きるのかが問われています。幸い我社には、「佐伯グループの将来像」「経営理念」「企業の使命」「基本的な心構え」「5つの基本姿勢」と明確な考え方、行動指針があります。これを基に会社としても個人としても進化・成長していけば良いのです。それが出来れば、会社としても個人としても充実した人生が送れます。

 

 皆さん、大激変の時代を明るく元気に楽しく「進化・成長」していきましょう!

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