社長コラム 2021.01.25

新年を迎えて

2021年が始まりました。皆様は、お正月をどの様に過ごされたでしょうか?年末から年始に掛けて、コロナの第三波が猛威を振るい東京都及び周辺三県をはじめ、いくつかの府県で再び緊急事態宣言が出される事になりました。そして、私達が住む愛知・岐阜においてもその中に入りました。1回目の緊急事態宣言の時より感染者数は何倍にもなっており、自分達のすぐそばまで迫って来ている状態で、いつ誰が感染してもおかしくない様に思っています。テレビでは、専門家やキャスター、芸人などのコメンテーターが毎日色々な事を話しています。そして、その発言のほとんどがネガティブで批判的なものです。テレビの報道を見ていると気持ちが重くなって来ます。もちろん政府や行政、又社会に対し批判や意見をする事はとても重要な事でありますが、現状のマスコミの報道は「事実は伝えているけれど真実は伝えていない」と私は思っています。「木を見て森を見ず」ということわざがあります。「物事の細部にとらわれると全体を見失う」という意味ですが、マスコミの断片的な報道に振り回されていると、いつのまにか物事の本質や全体像を見落としてしまうのではないかと思うのです。そして自らもよく調べもしないで批判的な言葉や評論に明け暮れ、何も行動しない状況を作ってしまい、マイナス思考のスパイラルに落ちていく様に思います。大切な事は、この状況の中で個人として組織としてどう行動するかです。

 

 整理しますと、今はコロナ禍で緊急事態であります。どう行動するべきか、ガイドラインとして出ています。密閉・密集・密接(三密)を避け、検温・うがい・手洗い・消毒・マスクの着用を徹底する事であります。この事をしっかり行いながら、企業であれば、しっかりと仕事に取り組んで行くという事です。当然そこには、コロナ禍以前は普通に出来た事が、今は出来ない事が多くあります。しかし、そこで諦めては何の進歩もありません。この状況下で精一杯知恵を絞って行動する事が極めて大切であります。そして、そうする事がその企業の将来を明るいものにしていくのです。個人においても全く同じ事が言えると思います。

 

 佐伯グループの「基本姿勢」の一つに「全ての事を前向きにとらえ常に勉強しよう!」があります。私も皆さんも、現状をチャンスと捉え個人としても会社としても知恵を絞って前向きに行動していきましょう。

 

 2021年が、皆様にとってとても意義のある極めて良い年になります様心からお祈り申し上げます。

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