新年度を迎えて

　四月に入り、学校では入学式や新学年でのスタートがあり、役所においては、新年度予算のもと新組織で施策の実行が始められます。企業においても、新しい事業計画がつくられ目標に向かって行動を始める時であり、社員の皆さんにおいても気持ちを新たにしているところではないかと思います。今年は、それに加え四月一日に新しい元号が発表されました。新元号は、「令和」と発表されましたが、「昭和」から「平成」のときの悲しみの中での改元ではなく、新たな世の中が始まるんだという希望に満ちた改元の様に感じています。これも天皇陛下が、我々国民の事を深く真剣に考えられての事の様に思われ、感謝せずにはいられません。

　さて五月一日から元号は「令和」になり、新たな世の中が始まる訳ですが、はっきり言える事は、世の中がものすごいスピードで変化していくという事であります。過去の十年間の変化のスピードに比べて、これからの十年の変化のスピードは、数十倍といっても過言ではありません。AIやIOT、ICT、そしてドローンや自動運転、仮想現実等新しい発想や技術がどんどん出て来て私たちの環境を大きく変えていく事になるでしょう。私たちは、この大きな環境の変化に適切に対応していくとともに、変えていかなければならないものと変えてはいけないものを、しっかり見極め会社としても個人としても、進化・成長していく事が大切であると感じています。

　我社にとって変えてはいけないものとは、事業方針に明記してある「佐伯グループの将来像」「企業の使命」「経営理念」「基本的な心構え」「五つの基本姿勢」であります。変えていかなければならないものは、「ダントツの安全・品質・生産性」を確立するためにプロジェクト等で取り組んでいただいている事そのものであります。

皆さん、「令和」の世の中は、今までに経験した事がない激変の時代になります。そんな中で、私たちが取り組んでいる事は間違っていませんし、これがしっかり形になれば、私たちは「ダントツ」になれると確信しております。ですから皆さん、この大変な時代を楽しく元気に多くの事に果敢にチャレンジし、会社としても個人としても大きく進化・成長していきましょう！