社長コラム 2023.07.10

既成概念

皆さんも感じておられると思いますが、ここのところのスポーツにおける日本人の活躍は目を見張るものがあります。代表的なのが大谷翔平選手です。MLBにおける活躍は、想像をはるかに超えています。その他のスポーツにおいても、サッカー、ラグビー、バレーボール、バスケットボールなど10年程前までは考えられない活躍です。10年程前までは、日本人は欧米人と比べて身体的に劣っているためテクニカルな部分では優れていても最終的にフィジカルで負けてしまい互角には戦えないというのが常識であった様に思います。その常識を覆した代表格が大谷翔平選手です。あの大リーガーの中で投手としても打者としてもトップレベルの活躍をしていて、野球ファンのみならずプレーしている大リーガーからも憧れる存在になっています。すばらしい事であります。もし彼が既成概念に囚われてプロ野球は投手は投手、打者は打者として専念しないととてもやっていけないと思っていたら今のあの姿はないと言えるでしょう。彼は純粋に野球に打ち込んでいて、目標をより鮮明にしそれを達成するために日々の行動を徹底しています。そんな彼の中には、今までの「常識」や「既成概念」はなく先程申し上げた様に純粋に野球を極め自分自身を極めている様に思われます。

スポーツにおいては、フィジカル、テクニック、メンタルこれらを科学的にしっかり鍛えれば、日本人でも十分に欧米人に通用する事が証明された訳であります。また、今までの常識は今、非常識になりつつある様に思えますし、これらの日本人の活躍は私たちに大きな勇気を与えてくれています。

この様は事は、スポーツの世界だけに起こっている事でしょうか?まだ表には現れていないですが、いろいろな所でその様な現象が起こりはじめている様な気がしています。例えば私たちが取り組んでいる「BIM」についても今は高校や大学に整備されて来ましたから、これから「BIM」を使える学生が入社して来ます。「BIM」はこれからは当たり前になって来ます。また、小学校においては「生成AI」の活用が検討されています。これも当たり前になっていくでしょう。それから、トヨタが2027年に実用化すると発表した「全固体電池」についても強い決意を感じます。この様にいろいろな場面で今までの「常識」や「既成概念」を覆す様な事が起こって来ています。これらの事から、私は今社会における全ての分野で大きな変革(イノベーション)が起こっている様に感じています。いわゆる「DX」がすごい勢いで進んでいるという事ですので私たちは、この事をしっかり認識し決して「ゆでガエル」にならない様にしていかなければなりません。

皆さん、今の世の中の変化は私が今まで生きて来た中でもいちばん大きな変化の様に思っています。しかもそのスピードが早いのです。しかし、心配する事はありません。今私たちが行っている事や進むべき方向は間違っていません。今までの「既成概念」をふり払い、「ダントツの安全・品質・生産性」を目指し「フロントローディング」「遠隔監理」「日々の6C・5S」に積極的に取り組み個人としても会社としても大きく進化していきましょう!

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