社長コラム 2019.07.26

目的と目標

「目的」と「目標」一見同じ様に見える言葉ですが、実は全く違います。私達は、時として「目標」を達成するために、必死に行動していると「目的」を見失ってしまう事があります。今一度「目的」と「目標」の違いをはっきりしておきたいと思います。ネットにとてもわかりやすい表現がありましたので引用致します。

 

①目的は終点、目標は通過点  ② 目的は到達点、目標は手段  ③ 目的は抽象的、目標は具体的

④目的は一つ・変更不可、目標は複数・変更可  ⑤ 目的は仕事の質を高め、目標は仕事を完成に導く

 

 

とても、わかりやすい表現であります。私共佐伯グループで仕事をしていただいている全ての皆さんは、ある「目的」のために行動しています。では、その「目的」とは何でしょうか?それは、事業方針書に明確に書いてあります。佐伯グループの「目的」は、事業方針書における「佐伯グループの将来像」「企業の使命」「経営理念」に明記してあります。又、「目的」達成のための「行動指針」として「基本的な心構え」「5つの基本姿勢」があります。これらをもとに、3年計画・年度計画によって、「数値目標」「行動目標」をしっかり定め日々その目標達成のために行動している訳であります。私は「目標」が「目的化」してしまう原因として「数値目標」だけつくって行動する事にあるのではないかと思っています。売上や利益だけを追い求めていると本来の「目的」を見失ってしまうのです。「数値目標」と共に、必ず目的達成のため「行動目標」を合わせて定める事によって、本来の「目的」を見失う事なく行動が出来るのではないかと思っています。「事業方針書」に会社は「儲けなければ生きていけない。社会の役に立たねば生きている資格が無い。」という記述があります。社会の役に立たなければ、いくら儲けても生きている資格はありません。もちろんそんな事は長く続くはずもないのです。

 

佐伯綜合建設も佐伯鐵巧も、中期三年計画におけるスローガンに、「ダントツの安全・品質・生産性の確立」を掲げています。この「目的」を、企業の使命に当てはめて、考えてみますと、これを確立する事により、① お客様や社会に満足をしていただく事により社会に貢献する事が出来る ② これらを追求していく事は社員にとってのやりがいにつながり社員が大きく成長する事が出来る ③ ①と②によって売上や利益の増加・企業の質的レベルアップが出来る。正に ① 社会貢献 ② 社員の成長なくして ③ 会社が成長し続ける事は出来ない訳であります。皆さん、佐伯グループの目指す「目的」をしっかり認識して、日々・週間・月間・年間目標を着実に達成していきましょう。激変の時代、ワクワクしながら、明るく元気に仕事を楽しみながら行動していきましょう!

 

 

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