社長コラム 2024.09.25

着眼大局着手小局

この意味は、物事を大局的な見地から見ながら、目の前の小さな事から実践するという意味です。この考え方は、企業においてはもちろん、個人においてもとても役に立つと思っていて、私の好きな言葉の一つであります。

 私ども佐伯グループにおいては、「事業方針書」に①「佐伯グループの将来像」②「経営理念」③「企業の使命」④「基本的な心構え」⑤「5つの基本姿勢」等で目指すべき姿を明確にしてあり、それを基に⑥「中期3年計画」⑦「年間計画」をつくり数値目標・行動目標を明確にしております。これらの事が「着眼大局」であります。①~⑤は、会社が存続する限り目指し続ける目標であり、⑥・⑦は目標に期限があるものになります。そして、毎月の「役員会」「支店会議」「部門別会議」「プロジェクト会議」等で「月間目標」の進捗管理を行っています。これが「着手小局」の行動といえると思います。

 本年度のスローガンの中に「日々の6C・5S」を徹底するという文言があります。数年前から私たちは「ダントツの安全・品質・生産性」の実現を目指してきました。しかしながら現状においては、思ったような状況にはありません。レベルは確かに上がっていますが「ダントツ」には至っていません。私は昨年あたりから、例えば「安全管理」レベルは確かに上がってきているのになぜ、事故が起こってしまうのかという事を考えていました。その時、頭に浮かんできた言葉が「着眼大局・着手小局」です。つまり、「ダントツの安全・品質・生産性」の実現が「着眼大局」であり、それを達成するためには、「着手小局」として、「日々の6C・5S」を徹底する事だと考え「スローガン」に入れました。また、個人においてもこの考え方を使うと成長に繋がり人間性が高まります。まず、なりたい自分を明確にします。(着眼大局)そして、そのために何をすれば良いかを明確にします。(着手小局)そして、それを日々行動すれば良い訳です。この日々の行動の積み重ねが将来大きな差となって現れてくる訳です。恐ろしい事に、良い行動を積み重ねれば良い結果が、悪い事を積み重ねれば悪い結果が現れてしまいます。ちなみに私は、「70歳で今まで生きてきて一番いい体にしたい」と思っています。あと約一年です。そのためには、日々のトレーニングが欠かせません。日々の行動をしっかり積み重ね実現したいと思っています。

 皆さん、「着眼大局・着手小局」の考え方で会社としても個人としても大きく成長していきましょう。特に、会社においては、「日々の6C・5S」を徹底するためどうすれば良いかを明確にし、それを日々行動する事によって「ダントツの安全・品質・生産性」を実現していきましょう!

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