社長コラム 2024.07.22

緊急時の対応について

 6月12日14時頃私どもで施工した商業施設においてスプリンクラー設備配管の破断による漏水事故が発生し売場及び商品が水浸しになりました。私は、この事を次の日の早朝に知り、早めに会社へ行き状況の確認を行いました。私としては、何よりも先に現状を復旧する事を皆さんに伝えようと考えていました。状況を確認すると幹部社員の指示のもと駆け付けられる現場監督や協力業者数十名で現状復旧がその日のうちに成されているという事でした。今回においては、商業施設という事で単に施主様だけでは無くその先に多くの消費者の皆さんがおられますから、店舗の再開が特に重要でありました。その点からしても社員の皆さんのスピーディで適切な行動はすばらしいものがあると思っていますし、その行動に対し心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

 この様な事故が起こりますと、時として責任はどこにあるのかとか、お金はいくらかかるのかという事が頭に浮かび最も優先すべき行動を鈍らせる事があります。もちろん、原因や責任の追及、金額の負担等の検討は必要ですが、それは復旧作業が終わってからでも十分に出来る訳です。マスコミがテレビ等で何か事故が起きると復旧作業中においても、誰の責任かの答えを求めている場面を時々見かけます。私たちもついその様に捉えるクセがついていますので気をつけなければならないと思っています。

 私どもの「基本姿勢」の1番目に「すべての面でお客様そして社会の期待を超えよう!」があり、4番目に「6C・5Sを推進しよう!」があります。6C・5Sにおいて不具合や事故が起こったら、まず考える事は出来る限り早く正常な状態にもどす事であります。これを最優先すべきであります。責任や金額負担の問題解決は、正常な状態になってから協議すれば良いと考えます。

 皆さん、事業方針書にも、緊急時や災害時の対応について明記されています。その対応レベルを上げていく事によって、全ての面でお客様そして社会の期待を超えていく事につなげていきましょう。改めて、今回の社員の皆様のスピーディで適切な行動に対し心から感謝申し上げます。

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