耐候性を確認するためのテスト壁
WOOD.ALCとは
WOOD.ALC(以降W.ALC)とは木造、S造、RC造に外壁や床等の主要構造部の木質化が図れます。施工も一般に流通するALC工事に準ずる部分が多く、設計・施工者にも扱い易いシステムです。
▲工場を新築するにあたり、夏場でも火を使う作業の為、「従業員に優しい環境で働いてほしい」との滝本社長の想いで、外壁にW.ALCを選定されました。
基本納まり シンプルな構造
▲自重受け金物
W.ALCに自重受け 金物先止め施工
▲取付け(下部)
自重受け金物にて アングルへ引掛ける。
W.ALCの特徴
(新建材であり、ライン工業様でメンテナンスを含めて最適な仕上げ塗材等を研究されています。)
ライン工業様開発の「囲柱 (いちゅう)ラーメン木構造」の外皮としてW.ALC採用を思案・提案されています。
ラーメン+非耐力壁(W.ALC)の木造化プロジェクトです。 本裏面にてご紹介いたします。
オンタイムに施工計画どおりに工事を進めて頂きました。我社も業種は同じで、見習う点もあるという目線で見ておりました。遠隔カメラ設置で異変があれば即対応するなどと、整った管理体制で施工して頂けました。
有限会社ライン工業
[所在地]岐阜県可児市大森1501-2730
[設立]1985年10月28日
[事業]
◯各種プラント製作・据付・修理
◯専用機設計・製作
◯製缶・配管
◯建設/土木・製作金物
◯3D-sign(看板)
◯3D-interior decoration(雑貨)
◯新構造体「囲柱ラーメン木構造」製造・建方
一般流通材である角木材4本を専用金物で『一体化した柱』とし、その構成柱に梁を挟み込み『立体交差』をすることで梁の回転を抑えた一体構造をしています。耐力壁に頼らず大開口の空間をつくり出せるのも特徴です。木造と鉄骨造双方の長所が生かされているこの構造体は、耐震性が強く、鉄材よりはるかに軽く、またシステム化された工程により製作・組み立てが速く、従来工法よりも安いという特長を持っているとされています。
4本の柱を一体化した姿を上から見ると「囲」と見えることをヒントに『囲柱ラーメン木構造』と名付けられました。
▲梁の中に電気配線を通して、 すっきりした空間に演出できます。
囲柱ラーメン木構造のメリット
【 カーボンニュートラル 】
地球温暖化を防ぐためには、大気中へのCO₂放出を減らし、さらに、大気中からCO₂を取り除く、取り組みが必要です。
【林野庁】建築物に利用した木材に係る炭素貯蔵量の表示に関するガイドライン
https://www.rinya.maff.go.jp/j/mokusan/mieruka.html
弊社もJAS構造材を利用した鉄骨造の木質化の活用拡大を宣言しました。
弊社は創業以来「環境整備事業」を行い、SDGsに貢献していくなか、鉄骨と新たに木質の併用も選択肢として、「鉄」+「木」の可能性を探究していきます。木材は鉄等より製造時のCO₂排出量が少なく、また、木材利用することで、炭素を貯蔵していることになります。結果、大気中のCO₂を減らすことに繋がり、カーボンニュートラルの実現と地球温暖化防止と共に、更なるSDGsの可能性を更新していきます。
「あの(鉄骨造の)佐伯さんが、木を手掛ける!?」 と、少し業界がざわついたとか(談)
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