インターンシップでお世話になっているMです。
今回は、生産設計の伊藤さんにインタビューをしてみました。
伊藤さんは、文系の大学に通っており、大学では経営やマーケティングについて学んでいたそうです。元々の志望は証券会社だったそうですが、2016年に縁がありこの佐伯綜合建設に入社しました。入社後は、事務を経験した後に、現場にて現場監督として現場も経験したそうです。そして2018年から生産設計部門に配属され、BIMを用いて仕事をしているそうです。
生産設計と聞いても、どのような仕事をしているのか全く想像がつかなかったので、業務内容について詳しく聞いてみました!
生産設計は一言で言うと、現場監督の負担を減らすための仕事をしているそうです。完成された図面でも実際に現場で見てみると、不具合があることがあります。これを今までは現場監督が修正をしていました。しかし、現場監督が修正をしていると、準備期間が少なくなってしまい、施工期間に間に合わないということもあったそうです。これを生産設計で行なうことで、現場に余裕をもたらすことができるのです。図面の修正のほかに、人や車の手配をしたりして、様々な面で現場に余裕ができるようにしています。
8:00 始業
9:00 図面作成 BIMを用いて図面を作成します。
12:00 昼休憩
13:00 資料まとめ 提案書や報告書を作成します。
15:00 現場訪問 現場の仕事がスムーズにいくよう、現場監督と打ち合わせをします。
17:30 退社
8時始業ですが、伊藤さんは7時から職場に来て仕事の準備を行うそうです。その日の仕事内容を確認しておいたり、自分の取りたい資格の勉強をしたりして、有意義な時間を過ごしているそうです。
伊藤さんは文系大学出身ですが、生産設計でBIMを用いて仕事をしていると聞いたので、何か資格を持っているのか気になり、質問してみました。
施工管理技士
入社後、4年半で施工管理技士の資格を取得したそうです。この資格を取得したことで、建設業界において必要な知識だけでなく、法律に関する知識も身に付けることができました。今後は、実務経験が必要な建築士の資格も取得したいとかんがえているそうです。
生産設計の仕事を通して、他の部門とのつながりが多いことを感じたそうです。現場だけでなく、営業や意匠設計、積算や工務部など、ほとんどの部署との繋がりがあります。自分の作ったBIMを基に繋がりが持てる点は魅力的です。しかし、入社してからこれまで上手くいかなかったことも多くあったそうです。これは、文系出身で知識が全くないことが原因だと言っていました。しかし、入社してから現場を経験したり、自分で勉強を繰り返したりして知識を身に付けていったそうです。
BIMだけでなく、その他の仕組みを使うことで、会社全体の生産性を上げることが目標だと言っていました。デジタル化が進む中で、現場はまだまだアナログが多いそうです。BIMの改善を進めたりその他の仕組みをつくり、社内のデジタル化を進めることで生産性を上げられるようにしたいそうです。
今回、伊藤さんにインタビューをしてみて、文系学生であっても自分次第で様々な仕事ができるのだと感じました。これまでは、文系だからと言って自分で選択の幅を狭めてしまっていました。ですが私も伊藤さんのように努力して幅広い選択肢の中から自分のキャリアを考えていきたいなと思いました。
伊藤さんに、BIMについて詳しく説明してもらい、書いた記事もあるのでぜひ読んでください!