人事役員の佐伯です。今回は皆さんが悩まれているであろうガクチカについて
就活生なら知らない人はいないといってもいいほど有名になった「ガクチカ」=「学生時代頑張ったこと」なぜ企業はガクチカについて面接できくのでしょうか?
企業が学生に対し、ガクチカを聞く理由は大きく分けて
1.学生の人となりが知りたい 2.履歴書・ESと整合性がとれているのか? 3.文章力・言語化能力はどの程度あるのか? の3つです。この3つについてもう少し詳しく説明をしていきます。
ここを私は一番重視してガクチカの深堀をしています。この人はなにに喜びを感じるのか?どんなことが得意なのか?どんな性格なのか?そんなことが知りたくて質問を投げかけています。この人は計画を立案し計画通りに物事が進むことが得意な人なのかな・・・とか、プレッシャーがかかるタイミングでどんな行動をとるのかな・・・とかそんなことを考えながら皆さんに質問しています。一つ言えることは、その答えに良いも悪いもないということ。会社のなかには几帳面な人・大雑把だけど周りを巻きこんで仕事をする人・細かいところに気が付いてフォローができる人・・・といろいろな人がいます。仕事はそんな色々な人達と協力しながら進めていくものです。ガクチカも100人いれば100通りのものが出てきます。それが皆さんの個性です。是非、面接官に自身の個性や人となりを伝えるつもりでガクチカを話してみてください
残念なことにガクチカを盛る人・嘘をつく学生が一定数います(私も何度があったことがあります・・・・)なぜ、ついた嘘がばれるのか?それは、提出してもらった履歴書やESに書いてあることと面接で聞いたガクチカに整合性が取れていないからです。これを読んで「ESと面接の内容の整合性とればいいだけでしょ。余裕、余裕」と思った方もいるかもしれません。しかしながらおそらく100人面接して嘘がばれないのは1人いればいい方だと思います。なぜなら皆さんに質問している面接官が社会人としてプロだからです。例えば、当社であれば1次面接に希望部署の課長若しくは部長を呼んで面接をおこないます。皆さんより、十数年前に社会に出ている相手に取って付けたような嘘が通るでしょうか?まあ、無理です。ちなみに当社では、ガクチカが嘘だな・・・と思えば迷わず落とします。どれだけ学歴が素晴らしくても、コミュニケーション能力が高くても嘘をつく人間と一緒に仕事をしたくないからです。だから、大したガクチカないから盛らないととか嘘でどうにかごまかそうとかは絶対に考えないでください。はたから見ればどんな小さな頑張りでもその話を膨らませるのは私を含めた人事の役割だと思っています。だからもう一度だけ言っておきます。嘘は絶対ダメ!!
最後3つ目は文章力・言語化能力はどの程度あるのか?です。いわゆるコミュニケーション能力の事です。コミュニケーション能力というと私は陰キャだから・・・と考える人がいるかと思います。正直、陰キャかどうかなんてどーでもいいことです。なぜなら学生の皆さんが考えているコミュニケーション能力と社会人で必要なコミュニケーション能力は全く別物だからです。社会人としてのコミュニケーション能力とは、端的かつロジカルに必要な情報や自身の考えを伝える能力の事です。ガクチカを深掘りされる質問を受けたときに質問内容を理解し、しっかりとした返答を端的かつロジカルに答えられるか?を面接官は見ています。面接をしていると答えになってない返答をする学生がいます(もちろん緊張しているのもわかりますが・・・)ですのでまずは、面接前に想定できる質問の答えは準備をしておく。質問をされたら、ひと呼吸おいて質問の意図を考えて返答をすることを心掛けてみてください
ここまでいろいろと書いてきましたが、一番大事なことはガクチカを楽しそうに話すことです。小手先のテクニックより、楽しそうにガクチカを話してくれたほうが絶対に面接官の印象はいいです(これは絶対と断言できます)是非、皆さんらしいガクチカを考えて面接に臨んでください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。ちなみに弊社では、希望者にガクチカだけでなくESやそれに基づく、模擬面接も行っています(もちろん、うちが第一志望じゃなくてもOK)是非、マイナビよりエントリーください。皆さんの就職活動が実りのあるものになるようお祈りいたします。