BIM(Building Information Modeling)は、建物の3Dデジタルモデルを活用し、設計・施工・メンテナンスにまつわる情報をトータルで管理するデータベースシステム。これからの建設業界においてスタンダードとなるツールであり、建設DXの実現に欠かせないプラットフォームの役割を担います。
SAEKIは2014年にBIMを導入し、生産設計グループの新設などによりBIM対応案件を拡充。自社設計による新築物件については、すべてをBIMで運用しています。
2023年にはBIMの国際規格(ISO19650)に基づく認証を全国で9社目、東海地区で初めて取得。国際レベルで認められた確かな品質と運用体制で、東海エリアの建設DXを牽引していきます。
BIMで作成する3Dデジタルモデルには、実際に使用する部材・建材の素材や寸法、数量、価格などの属性データ情報を入力することができます。これに様々なソフトウェアを組み合わせることで、施工図の作成や施工に必要な足場の数量算出、施工現場の運営シミュレーションなども可能になるのです。
BIMの使用により、プロジェクトの早期段階でほぼ完成形に近い施工図を関係者全員が共有でき、設計変更が発生した場合もすぐに現場の情報端末に反映されるように。また、従来の作業フローにおいて多くの時間を要したお客様との合意形成も、大幅に短縮が可能になりました。
SAEKIは、BIMを中核とする建設DXの推進により、生産性をはじめ情報共有の精度や提案力の飛躍的な向上を実現します。
公共事業においては小規模建築物を除くと、年々BIMでの設計・施工が必須条件となって来ている時代。
従来は施工現場の責任者が行っていた施工図の作成を生産設計が担うことで作業工程のフロントローディング(前倒し)が進み、施工現場での働き方も大きく変わりつつあります。
ISO19650は、作業の標準化や各プロセスの精度向上を追求するPDCA体制を認証するものです。その意味で今回のISO認証取得は、決してゴールではなく、ここからがスタートだとSAEKIは考えています。私たちは関わる建築物の始めから終わりまで、ライフサイクル全体を俯瞰し、環境整備事業者であるSAEKIにしかできないBIM運用で、さらなる建設DXを推進します。
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